スプリングエフェメラルって素敵な響き。
直訳すると「春の短い命」「春のはかないもの」、
だいたいは「春の妖精」と言われます。
早春に花をつけ、夏までに葉をつけて、
その後は地下ですごす植物のことを、
スプリングエフェメラルと呼びます。
早春の一時、はかない出会いです。
森や林などの下草として生息することが多く、
まだ木々が芽吹いていない早春に、日の光をあびて育つために、
このようなサイクルで生育している植物です。
草丈が低く可憐な花を咲かせます。
そんな春の妖精さんたちに会いに、
大船フラワーセンターに行ってきました。
「大丈夫ですか」と声をかけられたら一人前?
草丈が低いため撮影するのは一苦労します。
そのような花を撮るときは、
もう地面に寝そべって撮影することが多く、
こういった撮影をされている先輩方はたいがい、
集中しすぎて、具合が悪くて倒れているのかと心配されて、
「大丈夫ですか?」と親切な方から声をかけられる、
というエピソードを持っていられます。
そういえば昆虫の細密画の、
「絵本ファーブル昆虫記」を書かれた、熊田千佳慕さんもよく、
「大丈夫ですか」って声をかけられるというエピソードをお持ちでした。
ほんとうに細かく描写されていて、すごい集中力だなと感心します。
昆虫愛にあふれている素敵な絵で、画集を大切に持っています。
ひるがえって、私はいつまで経っても半人前ですから、
寝そべるのはちょっと恥ずかしくて…。
服が汚れるのが嫌というのもありますが、
なので、毎日のヨガの成果を披露することにしています(笑)。
実際そっちのほうがヘンに見えるかもしれませんけど…。
大船フラワーセンターでいま咲いている妖精さんたち
セツブンソウ
キバナセツブンソウ
スノードロップ
フクジュソウ
バイカオウレン
菜の花や梅も咲いていましたョ、
春が一番好きな季節です。
アイキャッチはスイトピー、
グリーンハウスの花木室で「スイトピー展」を開催していました。
あま~い香りであふれていました。